目元をもっと魅力的にするには?
「目」は人の顔の印象を左右する4つのキーパーツ「目」「鼻」「口」「輪郭」の中でも最もインパクトの大きなパーツです。
では理想的な二重とは、魅力的な目元にはどうしたらなれるのでしょうか?
”ふたえ治療のゴールはどこか?”
実は私たちが美しいと感じる目元にも
アンジェリーナ・ジョリーさんのようなコーカシアンのclearcutなまぶた(きわめて広い重瞼幅と開瞼時に瞼板と一緒に完全に持ち上がる瞼の皮膚と眼窩脂肪・深部組織)から、
チャン・ツイーさん・石原さとみさん・広瀬すずさんのようなasian beautyな目もと(広すぎない二重幅と開瞼時に必要十分なだけ持ち上がる瞼の皮膚と眼窩脂肪・深部組織)まで
魅力的な目もとには様々な形があり、そこには好みの差はあれ絶対的な優劣はないと私は感じています。
では「理想的な目もと」とは、「二重手術のゴール」とはなんでしょうか?
瞼の手術でこれまで考えられてきたポイント
これまで形成外科的にも美容外科的にも、多くの教科書や学会のシンポジウムなどでも重視されてきたのは次の4つのポイントです。
- 瞼の開き:専門用語ではMRD(Margin Reflex Distance)と呼ばれ、特に瞳孔の中心から上まぶたの縁までの開瞼量(MRD1)が3.5mm以上あることが正常機能とされています。
- 二重の形:二重が目頭の蒙古襞の中からはじまる末広型と、蒙古襞がないか(コーカシアンの瞼)蒙古襞より上から二重がはじまる平行型
- 二重の幅:奥二重から幅広の二重まで、ふたえの幅で印象は変わっていきます。また蒙古襞の影響の強いアジア人の目は末広型の二重になりやすい傾向があります。ただし、コーカシアンのように蒙古襞の影響のない場合または蒙古襞の高さを超える幅広ふたえでは平行型二重となっていきます。
- シンメトリー:左右対称にすること。一般に開瞼量と二重の幅のシンメトリーが重視されています。
これら以外にも
- 目の横幅
- 目の軸の角度
- 目頭・目尻の角度
- 上まぶた・下まぶたのカーブ…etc
様々なデータがありいろいろな数値的基準も唱えられていますが、それらは私には美しい目の表層をトレースしたもののように感じられます。
MRDを正常値にすることもシンメトリーに手術することも「美しい目」の絶対条件ではありません。
二重の幅も形も蒙古襞の有無も大きく異なるアンジェリーナ・ジョリーさんの目と広瀬すずさんの目が、どちらも魅力的に見えるのはなぜなのか?
その美しさと魅力の本質から私たちの手術は展開されていきます。